社会福祉法人 學正会 理念

人間は何のために生まれたか。目的を決めて生まれた人はない。生まれたからあとで考えはじめた。何のために生まれたのかと・・・・・・。それは生まれたのではない。天命によって「生まれさせられた」と気がついた。
 男か女かも決めないで、人間になること、誰を親として、どこでいつ生まれるか、自分では何一つ決められなかった。すべて向こうまかせで、無心のまま生まれた。理屈はあとまわしにして育っている。
 世界五十億の人の命は、ただ一つの太陽からはじまっている。一つの太陽に抱かれて同じ空気を吸って、世界の人は生きている。生まれた。育った。老いた。やがて死す。源を一つにした人間同士である。人類はすべて親を同じくしたいちれつきょうだいと考えられる。全世界の基本となるもの、それは人間である。お互いは人間として生まれさせられた。白も黒も黄色もなく、人種差別を越えて!!同じ高さに直進しなければならない。人間尊重時代である。笑顔と親切をいっぱいつくしたい。
こう願ってやまない。


母体となった天理教蒲池分教会

金納 学理事長の父、金納伊之助氏は大正中期より近隣のハンセン病患者を自宅で保護する慈善事業を興し、これらの人々に生きがいを与えるための精神指導と、養鶏や藁工品の作業を提供していた。
しかし、昭和7年前後民間でこれらの患者を保護することが法律で禁止されたため、鹿児島県鹿屋市の国立星塚敬愛園に移行した。
こうした人だすけの慈善は、昭和26年「蒲池保育園」の設立へ昇華していった。 

伊之助氏は昭和28年

世のため 人のため 力の限り尽くしなば
          身のゆく末は 神のまにまに
                       金納伊之助
と詠んで他界した。
以来50年、金納伊之助氏長男「學」理事長は先代の識見を尊重し、先代の遺志を継ぐのが孝心の道と、福祉の道を大きく前進させた。
 人類は親を一つとした一れつきょうだいであるとの宗教理念から、心を支柱とした施設作りを展開。
 天理教蒲池分教会を中心として、児童施設、障害者施設、高齢者施設を次々に開設した。